●Study02.
陰陽五行論について
当ラボのライフサイクル分析学は干支学(かんしがく)と陰陽五行論(おんようごぎょうろん)がベースになっています。
陰陽五行は「おんようごぎょう」と読みます。陰陽説と五行説を古代中国の戦国時代に鄒衍(すうえん)という学者が融合させたと言われています。
陰陽説は、世の中のありとあらゆる事象を陰と陽で捉える考え方です。
例えば、天体は太陽と月、人間は男と女、外形は大小などです。
数字は何でしょう?
陽が奇数、陰が偶数です。
東洋のお祝いの日に奇数が多いのは(1/1、3/3、5/5、7/7)、奇数が陽の数=太陽=皇帝だからです。
色はどうでしょう?
陽が赤で陰が青です。
世界の国旗の色が赤と青が多いのも納得です!
方向は陽が求心力、陰が遠心力です。
マッサージの勉強をされた方はご存知かと思いますが、西洋は身体の中心に向けてマッサージし、東洋は身体の内側から外へ向けてマッサージします。
面白いですね。
陰陽説は、物事を2つに分けるのではなく、一つのものに陰と陽の面があるという考え方です。
従って、例えば一人の人間の中にも、ある時は積極的だが、ある時は消極的である。
とか、外では明るいが、家の中では暗い。
という風に陰と陽の面が存在します。
どちらが良くて、どちらが悪いというものでもありません。陰と陽には優劣はなく、補完し合う関係です。
五行説とは、森羅万象すべてを「木・火・土・金・水」の5元素に分類した考え方です。
この5つが持つ性質や特徴に、自然に存在する全てのものを当てはめて分類します。
5方位は東西南北中央、5色は青赤黄白黒、5季は春夏秋冬と土用などです。
このように何でも5つに分類して捉えるのが五行説です。
東洋の食の基本は五味五色五法と言われています。
五味とは酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味、五法とは、生・焼く・煮る・蒸す・揚げるです。
五色は上記の青・赤・黄・白・黒です。
毎度の食事に五味五色五法を取り入れていれば、健康が保てるわけです。
これは薬膳料理の基礎でもあります。
韓国に行かれた方は、食事の時に出される「おかず」の種類の多さに驚かれたのでは?
これらのおかずをじっくり見てみて下さい。
五味五色五法になっていることに気づくと思います。
そうそう、ビビンバはワンディッシュで五味五色が取り入れられている料理です!
色鮮やかなのには意味があったのです!
私はポケモンGOをやっていますが(笑)、ポケモンも5つのタイプが存在しています!
(実際には全部で18種類)
草(木)、炎(火)、地面(土)、はがね(金)、水の5タイプです。
さらに面白いことに、草タイプは地面タイプに強いけれど、はがねタイプには弱い。
水タイプは炎タイプには強いけれど、地面タイプには弱いという風に陰陽五行理論の中の相剋(そうこく)理論に基づいています。
自然界での現象を浮かべてみてください。
木は地面から栄養分を取って生長し、土は水の勢いを止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金は斧になり木を切り倒します。
相手にエネルギーをぶつけて、相手を弱めるという考え方が相剋(そうこく)理論です。
五行説には相生(そうしょう)理論というのもあります。
木は燃えて火になり、火は燃え尽きて灰(土)になり、その土が堆積すると、その中から鉱物(金)が生じます。
金属は冷えて表面に水滴を生じさせ、その水分が樹木を生長させる、という具合に木→火→土→金→水→木…と相手を生み出すことが五行相生です。
韓国では、男子の命名には五行相生理論を用います。
これを「回り字」(トルリムチャ)とか「行列字」(ハンヨルチャ)と言うそうです。
例えば、おじいさんの代の名前に木偏(きへん)の漢字(「植、桂」など)を使うと、お父さんの代は火偏(ひへん)の漢字(「燈、烈」など)を使います。
すると息子の代はどうでしょう?火→土なので、土偏(つちへん)の漢字(「培、基」など)を使います。
以下、土→金になるので孫には金偏(かねへん)の「錦、鎮」など、その子どもは金→水で氵(さんずい)の「淳、治」などを使うのです。
そして、そのまた子どもは、水→木となり、また木偏(きへん)に戻る、というふうに、木→火→土→金→水→木…を回し、未来永劫に家系が続くように願って命名するそうです。
韓国では陰陽五行思想が、生活の中にしっかり根付いているようです。
陰陽五行は「おんようごぎょう」と読みます。陰陽説と五行説を古代中国の戦国時代に鄒衍(すうえん)という学者が融合させたと言われています。
陰陽説は、世の中のありとあらゆる事象を陰と陽で捉える考え方です。
例えば、天体は太陽と月、人間は男と女、外形は大小などです。
数字は何でしょう?
陽が奇数、陰が偶数です。
東洋のお祝いの日に奇数が多いのは(1/1、3/3、5/5、7/7)、奇数が陽の数=太陽=皇帝だからです。
色はどうでしょう?
陽が赤で陰が青です。
世界の国旗の色が赤と青が多いのも納得です!
方向は陽が求心力、陰が遠心力です。
マッサージの勉強をされた方はご存知かと思いますが、西洋は身体の中心に向けてマッサージし、東洋は身体の内側から外へ向けてマッサージします。
面白いですね。
陰陽説は、物事を2つに分けるのではなく、一つのものに陰と陽の面があるという考え方です。
従って、例えば一人の人間の中にも、ある時は積極的だが、ある時は消極的である。
とか、外では明るいが、家の中では暗い。
という風に陰と陽の面が存在します。
どちらが良くて、どちらが悪いというものでもありません。陰と陽には優劣はなく、補完し合う関係です。
五行説とは、森羅万象すべてを「木・火・土・金・水」の5元素に分類した考え方です。
この5つが持つ性質や特徴に、自然に存在する全てのものを当てはめて分類します。
5方位は東西南北中央、5色は青赤黄白黒、5季は春夏秋冬と土用などです。
このように何でも5つに分類して捉えるのが五行説です。
東洋の食の基本は五味五色五法と言われています。
五味とは酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味、五法とは、生・焼く・煮る・蒸す・揚げるです。
五色は上記の青・赤・黄・白・黒です。
毎度の食事に五味五色五法を取り入れていれば、健康が保てるわけです。
これは薬膳料理の基礎でもあります。
韓国に行かれた方は、食事の時に出される「おかず」の種類の多さに驚かれたのでは?
これらのおかずをじっくり見てみて下さい。
五味五色五法になっていることに気づくと思います。
そうそう、ビビンバはワンディッシュで五味五色が取り入れられている料理です!
色鮮やかなのには意味があったのです!
私はポケモンGOをやっていますが(笑)、ポケモンも5つのタイプが存在しています!
(実際には全部で18種類)
草(木)、炎(火)、地面(土)、はがね(金)、水の5タイプです。
さらに面白いことに、草タイプは地面タイプに強いけれど、はがねタイプには弱い。
水タイプは炎タイプには強いけれど、地面タイプには弱いという風に陰陽五行理論の中の相剋(そうこく)理論に基づいています。
自然界での現象を浮かべてみてください。
木は地面から栄養分を取って生長し、土は水の勢いを止め、水は火を消し、火は金を溶かし、金は斧になり木を切り倒します。
相手にエネルギーをぶつけて、相手を弱めるという考え方が相剋(そうこく)理論です。
五行説には相生(そうしょう)理論というのもあります。
木は燃えて火になり、火は燃え尽きて灰(土)になり、その土が堆積すると、その中から鉱物(金)が生じます。
金属は冷えて表面に水滴を生じさせ、その水分が樹木を生長させる、という具合に木→火→土→金→水→木…と相手を生み出すことが五行相生です。
韓国では、男子の命名には五行相生理論を用います。
これを「回り字」(トルリムチャ)とか「行列字」(ハンヨルチャ)と言うそうです。
例えば、おじいさんの代の名前に木偏(きへん)の漢字(「植、桂」など)を使うと、お父さんの代は火偏(ひへん)の漢字(「燈、烈」など)を使います。
すると息子の代はどうでしょう?火→土なので、土偏(つちへん)の漢字(「培、基」など)を使います。
以下、土→金になるので孫には金偏(かねへん)の「錦、鎮」など、その子どもは金→水で氵(さんずい)の「淳、治」などを使うのです。
そして、そのまた子どもは、水→木となり、また木偏(きへん)に戻る、というふうに、木→火→土→金→水→木…を回し、未来永劫に家系が続くように願って命名するそうです。
韓国では陰陽五行思想が、生活の中にしっかり根付いているようです。